【ぺんてる】サインペン 全く興味がなかったけれど使ってみたら手放せない存在 しかもエコロジー

今まで私が持っていたサインペンのイメージはまさにこれです。
学生時代先生の机の引き出しに入っていた赤いサインペン。テストの添削に使っていたのでしょう。
「テスト」イコール悪いイメージですから、軸のエンドのベージュ色のダサさと相まって使ってみたい、などと当時の私が思うはずがありません。
おとなになっても仕事で使うこともなく、自分で買ったこともありませんでした。
しかし今は毎日使っています。

「言葉にできるは武器になる」

現在サインペンを使うようになったは、梅田悟司著「言葉にできるは武器になる」を読んでからです。
サインペンを使っての具体的作業が紹介されていています。
読んでる途中でサインペンを買いに行って読み進めました。
試してみると頭の中が整理され記事が今までよりスムーズに書けるような気がします。
梅田さんは、言葉を磨くということは思考に奥行と幅を持たせることだといいます。その具体的方法を紹介するのがこの本です。
「3ステップの思考サイクル」を持つことが基本とおっしゃっています。

①アウトプットする

②拡散させてみる

③化学反応をおこす。


アタマのなかをぐるぐる回っている自分の「内なる言葉」を書きだす。

⇒アウトプット


それを「T字型思考」(なぜ?)(それで?)(本当に?)を使って、連想し深化させる。

⇒拡散


そして

⇒ 化学反応へと進みこれを繰り返す。


これを実践してみるとすごく面白いんです。そのおもしろさにサインペンも一役買っている気がします。

仕様と特徴

ペン先がアクリル繊維の水性ペンです。
軸径33mmⅹ長さ133mm 重さ10g
赤、桃色、橙色、黄色、緑、空色、青、黒 8色展開
5色セット(赤、桃色、緑、青、黒)8色セット(赤、桃色、橙色、黄色、緑、空色、青、黒)
軸部分が丸形、キャップ部分を6角形にしてフィット感ところがり難さを両立させています。

「筆の様にしなやかで、ボールペンのように持ち歩きができ、万年筆のように滑らかに書けるペン」
として開発されました。
1960年代前半はまだ中綿を使った水性ペンは開発されておらず、その先駆けとして1963年に発売されました。
まだあまり売り上げがよくない頃、条件付きの大口注文が舞い込みます。
それは全体をインクと同色にしてくれというのが条件でした。(初期のデザインは、全体がベージュ色で尾栓でインクの色を示していました。)
ぺんてるは条件を受け入れ急遽デザインを変更、現在の全体がインク色という仕様になりました。
その時ベージュの樹脂が無駄にならないよう尾栓だけベージュを残し現在にいたっています。
発売の翌年、ブレイクのチャンスが訪れました。
当時のアメリカ大統領ジョンソンがあることがきっかけで気に入り「大統領が愛用する不思議なペン」としてマスコミに取り上げられ人気になり、
さらに1965年~1966年のNASA「ジェミニ」計画に使用する公式スペースペンとして採用されたのです。(毛細管現象を利用するため無重力でも書けた)
これにより売り上げを伸ばし日本でも売れるようになっていきました。
発売以来デザインはほとんど変えていないが、中身は意外と変化しています。
1980年にキャップの密閉性を高めインクの蒸発を防ぎ、クリップが折れやすい問題をクリアーするためスチロール樹脂からPPポリプロピレンに素材を変更。
そのほか中綿の繊維の均一性を高めたり先端に穴をあけインク漏れを防いだりいろいろな工夫がされています。
形を変えずに中身を変える自己主張しないからどんな場面でも安心して使える。(ぺんてるサインペンの刻印ってすごく控えめです。)

「品質第一主義、ユーザーの立場に立って良いものをつくればその商品は長く支持される」という精神で作られているそうです。

分解と改造

ぺんてるサインペンも分解できそうなのでやってみます。
ベージュ色の尾栓、薄いマイナスドライバーでこじ開けたら簡単に取れました。

ペン先は写真のようにペンチで引っ張たら取れました。

中綿は竹ひごで押し込んで抜きました。

水性なので例によって水洗いします。

中綿は真っ白になるまで水洗いし、ペン先もインク残り無いように洗います。
十分に乾かしてからインクを入れて試してみました。

今回はPILOTの色雫 冬柿を入れてみます。わたしが持っている万年筆インクの中では、比較的粘度が低いインクです。

一滴づつ慎重に染み込ませていきます。ペン先から滴りおちる位になったら止めて尾栓を戻します。この時、尾栓を「パチン!」と戻したときに例の先端の横穴からインクが飛び出てくるので注意しましょう。(*もし手前に向いていたら必ず服に付きます。自分は偶然反対側でしたので助かりました。)

あまりにも具合がいいので調子に乗ってWATERMANのMysterius Blueもいれてみます。

ノーマル状態で使い切ったらそのまま捨てずに、インクを入れて使うと相当面白いことになりますしエコロジーにも貢献できます。
インク色を変えないでつぎ足しで使うなら、そんなに手間もかかりません。
ペン先次第ですが少なくとも2、3回はいけると思います。
しばらくこれで使ってみたいと思います。

実際どうなのよ。

ぺんてるサインペンは、持ちやすく軽いので大きめの字を早く書くのに向いています。
そのスピード感は思考の妨げにならずかえって手助けをしてくれて、さらに軽やかな気持ちにしてくれます。
既に紹介した「言葉にできるは武器になる」のアウトプットの行程に、非常にマッチしています。
新品をおろして使い始めると、案外その書き心地はすぐに変化してきます。初期のインクたっぷり感は早々になくなりすぐに安定期にはいります。
突然書けなくなるということはありませんが、ペン先がつぶれインクが減ってくると徐々に終わりを感じながら使いつづけることになります。
エイジングを感じながら使うことは決してストレスではなく、達成感というか満足感みたいなものを味わえます。そしてふたたび新品をおろせば爽快感が手に伝わってきます。
普通のボールペンに比べこのサイクルが短いことはデメリットではなくメリットになっています。
今回発見したインクのつぎ足しにより違う楽しみも加わり、長く付き合っていけそうなペンです。

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