30年ぐらい前に横浜のダイヤモンド地下街で、TIMEXキャンパーを(手巻)偶然見つけました。
デザインも良いし、値段も1万円以下だったので手に入れました。
チープな感じはぬぐえませんが、非常に軽くて着けているのをわすれます。
一度水没させたことがありましたが、しばらく乾かしたらその後は問題なし。
過大な期待もせず日常使いしていました。
段々使わなくなり20年経過。
もう動かないだろうなと、思いつつ久方ぶりにゼンマイを巻いてみるとなんとまだ、まともに動くではないですか。
経過観察すると日差+1分程度で問題ありません。(30年たった今でも大丈夫です)
もともと使い捨てという企画で作られているようなので、裏蓋ハメゴロシのようでオーバーホールできそうにもありません。
おそるおそる使っています。ゼンマイがいつか切れたら、開けてみようかなと思っています。(この手巻キャンパーの裏蓋を開けてみた、という記事はネット上に見つけることができていません)
この古いキャンパーはオリジナルキャンパーといわれているようですが、復刻しているのをTIMEXのHPで知りました。
手巻ではなくクォーツなのがちょっと惜しいですが、見た目は秒針以外ほぼ同じです。
早速購入。
https://www.timexwatch.jp/c/topics/topics20181107
手元に届いたものを観察してみると、全く同じと言って良いぐらい最初は秒針のデザインの違いさえ気づきませんでした。かなり忠実に再現されています。(秒針の動きも違いますけどネ)
しかし、このまま新品のキャンパー復刻版を使うのはあまりにもつまらない。
裏蓋も開けられそうだし、文字盤にアクセスして蛍光塗料に着色し、ビンテージミリタリーウォッチ風にできそうな予感を強く感じ、実際にやってみることにしました。
この時点で私は、腕時計を分解したり電池交換をしたりしたことは一度もありません。
*ここからはケースをあけて加工してみた結果ですが、ご自分で同じようにやってみたいと思っても、壊してしまう又は動かなくなってしまう危険性はあります。
あくまでも自己責任でおねがいします。
やること
1、サンドペーパーでツルツルケースの艶を無くす。
2、くたびれたNATOストラップに替える。
3、インデックスの蛍光塗料部分を着色する。
1番2番は、問題なくクリアーしましたが3番はやってみないとわかりません。
ここから開けられそうです。
マイナスドライバーを差し込み慎重にこじ開けました。
ケース素材はレジンというものらしく、少し弾力があり簡単に割れるということはなさそうです。
これなら電池交換も自分でできそうです。
素人ゆえに、ここでリューズが邪魔して文字盤にアクセスできないコトに気が付きました。
ここで計画は頓挫か?リューズを抜く方法があるのか?ネット検索しました。
ありがたいことに丁寧な説明のHPがありました。
:参照 https://sundaylife.jp/knowledge/pullout-crown-core
このサイトによると、オシドリという部分を押して抜くようです。
早速やってみました。
PUSHという文字が見えます。たぶん位置的にこれだろうと当たりをつけ精密ドライバーで何回か探りながら、リューズを引っ張ると抜くことができました。
これで文字盤にアクセスすることができます。
SUNDAY LIFEさん、助かりましたありがとうございます。
:参照 https://sundaylife.jp/knowledge/pullout-crown-core
ファーバーカステルのピットアーティストペンのオレンジ色使って着色。
特に秒針を曲げないように注意しながら作業を進め完成。
オレンジ色が鮮やか過ぎて、イメージと違う。
もう少し薄い黄土色に変更。
ほぼイメージ通り、最終的にアーティストペンは写真にあるNo.268で仕上げました。
ここで強調しておきたいのは、全く高級感がないということ最高にチープです。
このチープ感を魅力と思えるひとにしかおススメできません。
今回のように自分で文字盤をアレンジでき、そのいい加減さを許容してくれるチープなシンプルさが最大の魅力です。
あなたも試しにやってみませんか?
おしまい
*数字部分を黒く塗りつぶし、インデックスの蛍光部分を残す加工を次回やってみます。
お楽しみに!